幹細胞と再生医療
人間の体は、約200種類、約37兆個の細胞からできています。「幹細胞」とは自分と同じ能力をもった幹細胞に分裂することが出来る能力(自己複製能)と、様々な細胞をつくりだす能力(分化能)の2つの能力をもちます。たった1つで、約37兆個のもととなっている受精卵は、いわば究極の幹細胞ということが出来ます。「老化」とは幹細胞が減少していく事で、新生児の時の幹細胞の量を1とすると、18歳では10分の1、50歳では40分の1、80歳になると200分の1に減少すると言われています。
しかし、、新生児の200分の1でも再生能力はゼロではありません。幹細胞が持っている残された力を最大限に利用して、再生能力を増幅させることを目的としたのが【幹細胞培養上清液】です。
「幹細胞培養上清液」とは
「幹細胞培養上清液」とは、幹細胞を培養した際の、幹細胞を取り出した培養液を、滅菌及び処理をしたものの上澄み液の事で、脂肪由来、臍帯由来、歯髄由来、骨髄由来が主な種類であり、上澄み液の中には細胞の分化や増幅を促進するたんぱく質(成長因子・サイトカイン・エクソソーム)など生理活性物質が約300種類含まれています。
近年の研究では「幹細胞自体」が組織や臓器を再生するのではなく、上清液に含まれる「生理活性成分」が組織や臓器の再生環境を整える事がわかってきています。
幹細胞培養上清液の効果
幹細胞培養上清液による有効性が確認されたもの
幹細胞培養上清液の種類
脂肪由来幹細胞培養上清液
20代から30代の若い女性の脂肪から採取されたもの。
骨髄由来のものよりも採取しやすく、臓器修復に寄与するHGF(肝細胞増殖因子)やVEGF(血管内皮増殖因子)、ANG(アンジオゲニン)、PGF(胎盤増殖因子)といった成長因子を含んでいます。
臍帯由来幹細胞培養上清液
妊婦さんの出産後の胎盤や臍帯、羊膜から採取されたもの。
EGF(上皮細胞成長因子)、bFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)、PDGF(血小板由来成長因子)、VEGF(血管内皮細部成長因子)、IGF-1(インスリン様成長因子)といった主な成長因子を含み、「美と健康」幅広く治療に使用されています。
乳歯歯髄由来幹細胞培養上清液
子供の乳歯から採取されたもの。
EGF、bFGF、PDGF、VEGF、IGF-1の成長因子の他に、BDNF(脳由来神経栄養因子)、NFT3(神経栄養因子)、BMP7(骨形態形成タンパク質7)といった脳神経系に効果的な成長因子を含んでおり、「脳のアンチエイジング」として注目されている。
脂肪幹細胞培養上清液 | 臍帯幹細胞培養上清液 | 乳歯歯髄幹細胞培養上清液 | |
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由来 | 脂肪 | 臍帯 | 歯髄(乳歯) |
検体 | 若い女性 | 妊婦さん | 子供 |
希少性 | 安定供給 | やや希少 | 希少 |
価格 | 普通 | やや高い | 高い |
証明書 | あり | あり | あり |
問い合わせ | 見積依頼 | 見積依頼 | 見積依頼 |
幹細胞培養上清液、その他のメリット
当社が扱う幹細胞培養上清液の安全性
品質の徹底管理、証明書の発行可能
経験豊富な上級臨床培養士が担当
治療を受けられた患者様の実例多数有